映画『巴里のアメリカ人』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

ミュージカル

1952年5月2日に公開された映画『巴里のアメリカ人』。
この記事では、映画『巴里のアメリカ人』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『巴里のアメリカ人』の予告編

第二次大戦後のパリ。
画家として修行を続けるアメリカ人の青年ジェリーはフランス女性のリズに一目惚れするが…

ガーシュイン兄弟作詞作曲の歌の数々も、楽しさがいっぱいです。

映画『巴里のアメリカ人』のあらすじ(ネタバレなし)

ジェリー(ジーン・ケリー)はパリで画家を目指すアメリカ人の青年。

アメリカ人のピアニストのアダム(オスカー・レヴァント)やフランス人の歌手アンリ(ジョルジュ・ゲタリ)など友人には恵まれます。

ある日個展に訪れたアメリカの富豪ミロ(ニナ・フォック)に才能を認められ、ミロと一緒にレストランに行ったジェリーは清楚で笑顔の可愛いパリ人のリズ(レスリー・キャロン)に一目惚れします。

しかしリズには婚約者アンリがいて……

映画『巴里のアメリカ人』の解説

ジーン・ケリーとレスリー・キャロン主演の1951年公開のミュージカル、恋愛映画。

「雨に唄えば」とともにジーン・ケリー主演のミュージカル映画の傑作とされ、その後アメリカ国立フィルム登録簿に保存されています。

映画で使われる音楽はすべてジョージ・ガーシュウィンの作曲、その兄アイラ・ガーシュウィンの作詞によるもの。

クライマックスには、ケリーとキャロンがガーシュウィンの楽曲『パリのアメリカ人』をバックに踊る18分間のダンスシーンは圧巻です。

第24回アカデミー賞では「作品賞」、「美術賞」、「撮影賞」、「衣装デザイン賞」、「作曲賞」、「脚本賞」、「名誉賞」と、七部門の賞を総なめにしました。

映画『巴里のアメリカ人』のみどころ

ジェリーとリズの出会いから導かれるように強い愛情で惹かれ合います。

しかしリズにとって婚約者アンリは戦争で両親を亡くしてしまった自分を支えてくれた恩人。
その彼との婚約をジェリーに打ち明けられずに苦しみます。

ジェリーとリズ、二人ははたして結ばれるのか。

ミュージカル映画ならではの軽快でリズミカルな音楽と登場人物たちのダンスにとにかく見入ってしまいます。

なかでも特に見どころなのはやはりジーン・ケリーの軽やかで力強いステップです。
喜びや悲しみ、全ての感情を彼が体全体で美しく表現しておりとにかく観る人を魅了します。

オールドハリウッドのミュージカル映画は色褪せません。

映画『巴里のアメリカ人』の感想

とにかく音楽と登場人物たちのダンスが軽快で美しく、目まぐるしく変わる場面構成にも一秒たりとも目が離せなかったです。

『雨に唄えば』は観たことある、聞いたことはあるけどこの「巴里のアメリカ人」は観たことがないというあなたにぜひ観てほしい!
ハリウッドのミュージカル映画の原点を観ることができます。

ミュージカル映画に抵抗がない人なら、とにかく一度観てほしい作品です。

映画『巴里のアメリカ人』の登場人物・キャスト

ジェリー:ジーン・ケリー
リズ:レスリー・キャロン
アダム:オスカー・レヴァント
アンリ:ジョルジュ・ゲタリ
ミロ:ニナ・フォック
ダンサー:The American In Paris Ballet

映画『巴里のアメリカ人』のスタッフ

監督:ヴィンセント・ミネリ
製作:アーサー・フリード
脚本:アラン・ジェイ・ラーナー
作詞:アイラ・ガーシュウィン
作曲:ジョージ・ガーシュウィン
音楽監督:ジョニー・グリーン&ソウル・チャップリン
振付:ジーン・ケリー

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