映画『シカゴ』あらすじ(ネタばれナシ)・解説・みどころ・感想

ミュージカル

2003年4月19日に公開された映画『シカゴ』。
この記事では、映画『シカゴ』のあらすじ(ネタばれナシ)・解説・みどころ・感想をご紹介します。

映画『シカゴ』の予告編

大人気ブロードウェイ・ミュージカルを原作とした「シカゴ」は、アカデミー賞で作品賞を含む6部門を受賞しています。

まばゆいばかりのスペクタクル・ショーは視聴者と批評家の双方から喝采を浴びました。

物語はスポットライトを浴びたいと望む人々と、シカゴの街を舞台にしています。

映画『シカゴ』のあらすじ(ネタバレなし)

1924年のシカゴ。
ロキシー・ハートは地元で有名なケリー姉妹の1人ヴェルマ・ケリーのショーを見ていました。

ロキシーには踊り子になる夢がありましたが、自分を売り込んでくれると言った恋人が約束を守らず口論となり事件を起こし、逮捕されてしまいます。

収監先でロキシーは、ヴェルマと出会います。彼女も夫と妹を傷つけた罪で逮捕されていました。

しかし弁護士のマスコミ操作により、彼女は世間ではスター扱いされていたのです。

映画『シカゴ』の解説

今もなおブロードウェイでロングランを続けているボブ・フォッシーによるトニー賞受賞作『シカゴ』の映像化作品です。

実際ブロードウェイで演じられている方の『シカゴ』とは登場人物、振付に違いがあり、曲数も少なめになっています。

第60回ゴールデン・グローブ賞にてミュージカル・コメディ部門の3部門を受賞。
第75回アカデミー賞でも6部門を受賞と輝かしい成績を残し、近年のミュージカル映画にヒット作がないというジンクスを覆した作品となりました。

映画『シカゴ』のみどころ

ブロードウェイの伝説的な振付師で演出家のボブ・フォッシーによる豪華なミュージカルシーンが多く使われています。

収監された女性たちが歌い踊るタンゴや、記者会見をコミカルに歌うシーンなど、どれも印象に残るシーンとなっています。

レネー・ゼルウィガーが普段のイメージと違う夢見がちなブロンドの女性をチャーミングに演じ、他にもキャサリン・ゼタ=ジョーンズやリチャード・ギアなど、普段は映画で見ることの多い豪華なキャスト達が、歌い、踊るのを見ることができる貴重な作品と言えます。

映画『シカゴ』の感想

冒頭のキャサリン・ゼタ・ジョーンズのミュージカルシーンの華麗さで、一気に引き込まれました。

レネー・ゼルウィガー演じる夢見がちなロキシーは、可愛らしい反面、自分の名声のために利用できるものは利用する野心的な一面もあるのですが、それもまた魅力に感じてしまいました。

事件すらもエンターテイメントにしてしまうような、リチャード・ギアの悪徳弁護士!
彼の記者会見のミュージカルシーンが、コミカルで皮肉っぽく印象に残りました。

スキャンダルも名声に変えようとする人物たちのエネルギッシュな魅力に溢れた作品になっていると思います。

映画『シカゴ』の登場人物・キャスト

ロキシー・ハート:レネー・ゼルウィガー
ヴェルマ・ケリー:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
ビリー・フリン:リチャード・ギア
メイトロン・“ママ”・モートン:クイーン・ラティファ
エイモス・ハート:ジョン・C・ライリー
バンドリーダー:テイ・ディグズ
キティー・バクスター:ルーシー・リュー
メアリー・サンシャイン:クリスティーン・バランスキー
マーティン・ハリソン:コルム・フィオール
フレッド・ケイスリー:ドミニク・ウェスト
ハニャク:エカテリーナ・シェチェルカノワ
ジューン:デイドレ:グッドウィン
アニー:デニーズ・フェイ
リズ:スーザン・マイズナー
ニッキー:チタ・リヴェラ
陪審長:ロッド・キャンベル

映画『シカゴ』のスタッフ

監督:ロブ・マーシャル
脚本:ビル・コンドン
原作:ボブ・フォッシー、フレッド・エップ
音楽:ジョン・カンダ-、ダニー・エルフマン
撮影:ディオン・ビーブ
編集:マーティン・ウォルシュ

 

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました