新薬師寺

春日大社の近くにあり、最盛期には現在の奈良教育大学のキャンパスあたりまでが境内であったようです。

規模は縮小されましたが、奈良時代の貴重な建築物や仏像等を今に伝えています。

新薬師寺(しんやくしじ)

名称 新薬師寺(しんやくしじ)
住所 奈良県奈良市高畑町1352
宗派 華厳宗
本尊 薬師如来(国宝)
開基 光明皇后
創建 747年
国宝 本堂、木造薬師如来坐像、塑造十二神将立像(宮毘羅大将像を除く)
重要文化財 南門、東門、鐘楼、地蔵堂、木造不動明王二童子像(奈良国立博物館)他
拝観料 大人600円
公式サイト http://www.shinyakushiji.or.jp/
新薬師寺 · 〒630-8301 奈良県奈良市高畑町1352
★★★★☆ · 仏教寺院

歴史

747年 新薬師寺は聖武天皇の病気平癒を祈って、光明皇后によって創建されました。

聖武天皇は743年ごろから東大時大仏建立に力を尽くしましたが、体調を崩されたため、光明皇后が春日山、高円山のふもとに『香山薬師寺』を建てたのが始まりです。

962年 暴風によって金堂が倒壊。
いつのころからか現存のお堂が本堂になりました。

鎌倉時代に南門、地蔵堂、鐘楼が建立され新薬師寺が整いました。

みどころ

本堂

奈良時代創建当初の建物。円形の土壇(高さ90cm、直径9m)上に薬師如来坐像、十二神将立像が安置されています。

40本の柱はすべて円柱で、奈良時代の建造物らしさを感じられます。

地蔵堂

鎌倉時代の建物。十一面観音立像(鎌倉時代)、薬師如来像(室町時代)、地蔵菩薩立像(南北朝時代)が安置されています。

鐘楼

袴腰が珍しい鐘楼は鎌倉時代のもの。

中の梵鐘は天平時代の貴重なもので、『日本霊異記』の『道場法師鬼退治』で有名。

南門

鎌倉時代に建立された表門。

東門

鎌倉初期に建立されたもの、蟇股(かえるまた)の部材が使われいているのが珍しい。

アクセス

奈良市内循環バス 破石町下車 徒歩10分

JR奈良駅よりタクシー10分

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