映画『ロッキー・ホラー・ショー』あらすじ(ネタばれナシ)・解説・みどころ・感想

ミュージカル

1976年8月7日に公開された映画『ロッキー・ホラー・ショー』。
この記事では、映画『ロッキー・ホラー・ショー』のあらすじ(ネタばれナシ)・解説・みどころ・感想をご紹介します。

映画『ロッキー・ホラー・ショー』の予告編

車がパンクして、偶然近くの古城を訪れたブラッドとジャネット。

城主フランクン・フルターが二人を強烈な魅惑の世界に誘います。

観客参加型のイベント上映では、観客もまた参加者の一人となって楽しんだものでした。

演劇『ロッキー・ホラー・ショー』は今でも日本の劇場で公演されている、衰えない人気の伝説的ロック・オペラです。

映画『ロッキー・ホラー・ショー』のあらすじ(ネタバレなし)

恋人のブラッドとジャネットは、婚約の報告のためスコット博士の元へ出かけますが、嵐のせいで車が山中でパンクしてしまいます。

二人は電話を借りようと、近くの古城を訪ねます。

彼らは、そこで城の主フランクン・フルターが作った人造人間の美男子「ロッキー」に出会います。

そして、フランクン・フルターがブラッドとジャネットにしたことは……

映画『ロッキー・ホラー・ショー』の解説

1975年発表のミュージカル映画で、監督はジム・シャーマンです。

ホラー・ミュージカル舞台の『ロッキー・ホラー・ショー』を原作に、全編を通してコメディタッチに描かれた作品です。

グロテスクでインモラルな過激な要素を含んだ本作は、公開当初は評判が悪く、試写会では客が次々と退席していったそうです。

しかし、その刺激的な魅力によって次第に熱狂的なファンを増やしていき、公開1年後には、登場人物のコスプレをした観客が映画を見ながら思い思いにツッコミをし、紙吹雪を散らすなどのパーティ型の特殊上映が行われるようになりました。

映画『ロッキー・ホラー・ショー』のみどころ

この作品の見どころは、映画全体を彩る鮮烈でインモラルな魅惑の世界観を表現した美術です。

唇の形のソファなど、一度観たら忘れられないような鮮烈なビジュアルの舞台美術が細部にわたってこだわり抜かれています。

また、人造人間のロッキーをはじめとした個性的なコスチュームを身に纏った登場人物の魅力も本作品の見どころです。

各自お気に入りのキャラクターを探しながら、作品を楽しむのも良いと思います。

SF、ミュージカル、ホラーなど、複数のジャンルを織り混ぜたカオスな魅力にはきっと引き込まれてしまうこと間違いありません。

映画『ロッキー・ホラー・ショー』の感想

カルトムービーの代表と聞いて、思わず上級者向けの作品かと身構えてしまいましたが、ビビットなキャラクターと一度聴いたら耳を離れない魅惑的な歌唱が醸し出す危うい魅力の世界観に一気に引き込まれてしまいました。

まるでアトラクションに乗っているような爽快感があります。

また、作中では思わず笑ってしまうようなわかりやすいツッコミどころもあり、これは確かにパーティ上映などで作品ファンの方々と一緒に観て、各所でリアクションを返しながら観るのが楽しいかもしれないと思いました。

カルトムービーの金字塔と呼ばれる作品ですが、その中毒性のある魅力に触れてみると、熱狂的リピーターを生み出したという事実に思わず納得してしまいます。

日本でも参加型のパーティ上映が開催されていたとのことですので、興味のある方はぜひ調べてみてください。

映画『ロッキー・ホラー・ショー』の登場人物・キャスト

フランクン・フルター博士:ティム・カリー
ジャネット・ワイズ:スーザン・サランドン
ブラッド・メイジャース:バリー・ボストウィック
リフ・ラフ:リチャード・オブライエン  他

映画『ロッキー・ホラー・ショー』のスタッフ

製作総指揮:ルー・アドラー
原作:リチャード・オブライエン
監督:ジム・シャーマン
音楽監督:リチャード・ハートリー
美術:ブライアン・トムソン
衣装:スー・ブレイン
撮影:ピーター・シュシツキー
編集:グレイム・クリフォード

 

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