WILLOW WEEP FOR ME柳よ泣いておくれ歌詞和訳と誕生秘話

音楽

『柳よ泣いておくれ』というタイトルで知られるスタンダードナンバー。

この曲はアン・ロネルが作曲家として世に出るきっかけを作ってくれたジョージ・ガーシュウィンに捧げられた名曲。

綺麗に韻を踏む歌詞と独特のリズム感を持つメロディは、90年以上の時が流れても人の心をひきつける魅力にあふれています。

Willow weep for me 歌詞和訳

Willow weep for me

柳よ、泣いておくれ。
柳よ、私のために泣いて。
緑の枝を 流れへたらして
海へ流れる流れに。
私の願いを聞いて
柳よ聞いて、そして私のために泣いてよ。

Gone my lover’s dream

愛しい人の夢は消えちゃった
素敵な夏の夢は消えて
私は残され 涙を小川に流すだけ。
思いっきり悲しいわ、
柳よ聞いて、そして私のために泣いてよ。

Whisper to the wind say that love has sinned

風にささやく言葉は、愛は罪だってこと
私の心を傷つけ、うめき声をあげさせて去っていった。
夜につぶやく言葉は、星の明かりを隠してってこと
誰にも私が一人ぼっちで泣いたりため息をついているのが見えないように。

Weeping willow tree

柳よ泣いてくれているの、私に同情して?
柳よ、お前の枝を地面に垂らして
私を覆い隠して。
影を落とすころになったら
柳よ、枝を垂れて私のために泣いておくれ。

Willow weep for me誕生秘話

作者アン・ロネル (Ann Ronell) について

本名 Ann Rosenblatt
生誕~死没 1905年12月25日~1993年12月25日(88歳没)
出身 アメリカ合衆国ネブラスカ州オマハ
学歴 ラドクリフ・カレッジ (Radcliffe College)現在はハーバード大学と合併

音楽を学んだアン・ロネルが作曲家として世に出るのに、ジョージ・ガーシュウィン(1998年~1937年)の存在を抜きには語れません。

学生時代ジョージ・ガーシュウィンを取材に行ったことから、音楽の世界へ入り込むためのアドバイスを貰ったようです。

Willow weep for meの柳の木は、アン・ロネルが母校・ラドクリフ女子大のキャンパスの樹を思い出しながら書いたということですが、
Willow weep for meのヒットによって名前が知られるようになった彼女は、ミュージカルや映画に多くの曲を提供しています。

Willow weep for me オススメ音源

女性ボーカルはシーネ・エイ(Sinne Eeg)、ウッドベースは ーマス・フォネスベック(Thomas Fonnesbæk)。デンマーク人の二人が織りなすサウンドはカッコいいの一言。

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