映画『オール・ザット・ジャズ』あらすじ(ネタばれナシ)・解説・みどころ・感想

ミュージカル

1980年8月30日に公開された映画『オール・ザット・ジャズ』。
この記事では、映画『オール・ザット・ジャズ』のあらすじ(ネタばれナシ)・解説・みどころ・感想をご紹介します。

映画『オール・ザット・ジャズ』の予告編

監督自らの人生が、華やかなステージとともに語られて行きます。

ショービジネスの世界の光と闇が鮮やかに描かれ、見る人を虜にします。

映画『オール・ザット・ジャズ』のあらすじ(ネタバレなし)

この作品は監督ボブ・フォッシーの自伝的な作品。

ボブ・フォッシーの晩年、医師に「残された時間は少ない」と宣告されてから作られた、彼の人生の物語です。
過去を振り返ったとき脳裏に浮かび上がる、ミュージカルのような人生を描きます。

映画『オール・ザット・ジャズ』の解説

1979年に公開された、アメリカのミュージカル映画です。
この映画は監督自らの人生を巡った自伝的な作品で、余命を宣告された彼の生への強い執着のこもった1作になっています。

ボブ・フォッシー監督は、主演俳優をロイ・シャイダーにしてほしいとしてほしいと懇願し、コロンビア・ピクチャーズの当初の推しも押し切って、彼の主役を実現させました。

また、当初主役にはリチャード・ドレイファスが選ばれていたのですが、作品に自信が持てないとの理由で辞退しました。

1980年5月に開催された第33回カンヌ国際映画祭にて、最高賞パルム・ドールを受賞しています。

映画『オール・ザット・ジャズ』のみどころ

大勢のダンサーたちが集まるブロードウェイで、オーディションの様子を険しい視線で見守るブロードウェイの演出家、映画監督のジョー・ギデオン。

彼は幼い頃からタップを踏んでいたような生まれながらのショー・ビジネスマン。
しかし今の彼はだらしない、不健康な生活をしています。

鏡に向けて「イッツ・ショー・タイム。」と語りかけ始まる彼の日々。

切磋琢磨を繰り返し新作の完成が新作の完成が目に見えたところで、ある日不規則な生活と過労のため彼は倒れてしまいます。その手術中に彼は自分の人生を回顧して、、、

劇中のステージの見事さが、ショービジネスの魅力を熱く語り掛けてきます。

映画『オール・ザット・ジャズ』の感想

監督自らの人生をテーマにしているだけあり、作品の重みが他の作品とは比べ物にならないくらい重厚に感じられます。

不健康な生活を送る彼とミュージカルとの対比が、皮肉を効かせているようで面白かったです。

余命宣告からの生への執着が感じられる、最高のミュージカル映画だと思います。

映画『オール・ザット・ジャズ』の登場人物・キャスト

ジョー・ギデオン:ロイ・シャイダー
アンジェリーク:ジェシカ・ラング ケ
イト・ジャガー:アン・ラインキング
オードリー・パリス:リランド・パーマー
デイビス・ニューマン:クリフ・ゴーマン
オコナー・フロッド:ベン・ヴェリーン
ミシェル・ギデオン:エリザベート・フォルディ
ジョシュア・ペン:マックス・ライト
ルーカス:ジョン・リスゴー 他

映画『オール・ザット・ジャズ』のスタッフ

監督:ボブ・フォッシー
脚本:ボブ・フォッシー、ロバート・アラン・アーサー
製作:ロバート・アラン・アーサー
製作総指揮:ダニエル・メルニック
音楽:ラルフ・バーンズ
撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ
編集:アラン・ハイム

 

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