映画『ダウン・バイ・ロー』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

洋画

1986年11月22日に公開された映画『ダウン・バイ・ロー』.
この記事では、映画『ダウン・バイ・ロー』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『ダウン・バイ・ロー』の予告編

映画『ダウン・バイ・ロー』のあらすじ(ネタバレなし)

物語の舞台はニューオーリンズ。

ラジオDJのザックは、ある男から車を預かります。

しかし、その車が原因となって、無実の罪で逮捕され、さらに収監されてしまいます。

そして刑務所の同じ監房にいるチンピラのジャックとは、全くウマが合いません。

しかし、ザックの後から収監されてきた陽気なイタリア人であるロベルトが脱獄を提案し、3人はそれを決行します。

ザック、ジャック、ロベルトの3人は、刑務所からの脱走に思いがけずあっさりと成功しますが、途中で道に迷ってしまいます。

映画『ダウン・バイ・ロー』の解説

「ダウン・バイ・ロー」は、1986年に公開された自主映画です。

原題は、「親しい兄弟のような間柄」という意味があります。

1986年5月に開催された第39回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門において、先行上映されました。

日本での公開は同年の11月で、字幕は戸田奈津子が担当しました。

フランスとアメリカでは、1986年5月に公開されています。

この映画は、シンガー・ソングライターのトム・ウェイツの初主演映画でもあります。

この作品で、ウェイツは自身の楽曲である『ジョッキー・フル・オブ・バーボン』と『タンゴ』を提供しました。

映画『ダウン・バイ・ロー』のみどころ

偶然出会ったメンバーは全く気が合わないようでいて、しかしその意地っ張りがだんだん面白く感じられます。

大人の日常生活は他人に気を遣ったり、ものの言い方に心をすり減らしたりしますが、失うものもないような彼らのやりとりが逆に小気味よく思われるのです。

シンガー・ソングライターのトム・ウェイツのブルージーな歌が、モノクロの画面に合っています。

不器用に旅を続ける三人の姿に、なぜか温かい気持ちにさせられてしまいます。

1986年5月に第39回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で先行上映。

アメリカのインディペンデント・スピリット賞では4部門にノミネートされました。

映画『ダウン・バイ・ロー』の感想

無実の罪で収監されているザック、チンピラのジャック、陽気なイタリア人のロベルト。

3人の脱獄は、何かを目指したわけではなくて、ここ(刑務所)ではない場所を目指しただけなのかもしれません。

だから、道に迷った時、当てもなく延々と彷徨うことになるのではないでしょうか。

それでも最後にはカフェに辿り着きます。

天国でも地獄でもない場所こそ、3人が目指したものなのかもしれません。

映画『ダウン・バイ・ロー』の登場人物・キャスト

ザック:トム・ウェイツ
ジャック:ジョン・ルーリー
ロベルト:ロベルト・ベニーニ
ニコレッタ:ニコレッタ・ブラスキ
ロレッタ:エレン・バーキン
ボビー:ビリー・ニール
ギグ:ロケッツ・レッドグレア

映画『ダウン・バイ・ロー』のスタッフ

監督・脚本:ジム・ジャームッシュ
音楽:ジョン・ルーリー
撮影:ロビー・ミューラー
編集 :メロディ・ロンドン
製作総指揮:オットー・グロッケンバーガー
製作:アラン・クラインバーグ
楽曲提供:トム・ウェイツ

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