1993年10月23日に公開された映画『恋はデジャ・ブ』。
この記事では、映画『恋はデジャ・ブ』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。
映画『恋はデジャ・ブ』の予告編
高慢で自己中心的なTVの人気予報官フィルは、取材のためペンシルバニア州パンクスタウニーを訪れます。
不思議な現象の中で戸惑うフィルが考えたこととは…?
映画『恋はデジャ・ブ』のあらすじ(ネタバレなし)
フィル・コナーズは人気の天気予報士。
ペンシルベニア州パンクスタウニーで毎年2月2日に開催されるグラウンドホッグデーの取材に来ていました。
退屈な行事の取材を終えて帰ろうとすると天候が急変し、フィルは急遽前日に泊まっていた町の宿でもう一晩過ごすことに。
翌日の朝、目を覚ますとフィルはなぜかグラウンドホッグデーが開催された2月2日の朝に戻っていました
映画『恋はデジャ・ブ』の解説
本作はアメリカで1993年2月12日に公開された映画で、アメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録されています。
ペンシルバニア州パンクスタウニーは実在する町で、グラウンドホッグデーも実際に町にある行事です。
当時この映画の公開のおかげで町とグラウンドホッグデーの知名度が上がったと言われています。
ただし撮影の大部分はパンクスタウニーではなく、イリノイ州のシカゴの北西にあるウッドストックで行われたそうです。
撮影当時は冬場の気温が氷点下にまでなったため、地元の住人や出演者がヒーターを提供するなど撮影に協力しました。
2016年にロンドン、2017年にはブロードウェイでミュージカル化して公開されました。
映画『恋はデジャ・ブ』のみどころ
最近でも時折作られるタイムループのジャンルの古い作品ですが、単なる繰り返しの日々の中で少し違う選択をするだけではありません。
一人の人間の行動の変化について、またその恋の行方を丁寧に描いたロマンスでありヒューマンドラマの名作です。
高慢で上辺だけの主人公が同じ日を繰り返す無限の時間ともいえるループに閉じ込められてから、何をしていくのか?
何をしようが同じ日々がやって来る、という状態を果たして主人公がどんな風にとらえるのかが、この映画の大きな見どころになっています。
『繰り返しの日々』という設定であっても同じシーンの繰り返しではなく、ストーリーの展開に様々な工夫が凝らされ、飽きることがありません。
映画『恋はデジャ・ブ』の感想
コメディ映画など多くの作品でビル・マーレイの名前は知っていたのですが、本作は未視聴だったのでタイムループ映画を見るつもりで軽い気持ちで見ていたら、想像以上にドラマチックな内容に驚きました。
90年代に作られたタイムループものの代表的な作品ですが、今の時代にももっと広く知られてもいい名作だと思います。
ロマンスのみならず、優れたドラマでもあると思うので、タイムループのジャンルを見慣れている人にも、おすすめの映画だと思います。
映画『恋はデジャ・ブ』の登場人物・キャスト
フィル・コナーズ : ビル・マーレイ
リタ・ハンソン: アンディ・マクダウェル
ラリー: クリス・エリオット
ネッド・ライアソン: スティーヴン・トボロウスキー
バスター・グリーン:ブライアン・ドイル=マーレイ
ナンシー・テイラー:マリス・ジェラティ
ランカスター夫人:アンジェラ・ペイトン
ガス:リック・ダコマン
ラルフ:リック・オヴァートン
ウェイトレスのドリス:ロビン・デューク
老人:ル・ボドウェル
ピアノ教師:ペギー・ローダー
神経科医:ハロルド・ライミス
デビー:ヒンデン・ウォルチ
フレッド:マイケル・シャノン
映画『恋はデジャ・ブ』のスタッフ
監督:ハロルド・ライミス
脚本:ハロルド・ライミス、ダニー・ルビン
原案:ダニー・ルビン
製作:ハロルド・ライミス、トレーバー・アルバート
音楽:ジョージ・フェントン
撮影:ジョン・ベイリー
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