2008年3月22日に公開された映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』。
この記事では、映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』のあらすじ(ネタばれナシ)・解説・みどころ・感想をご紹介します。
映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』の予告編
エリザベスを演じるノラ・ジョーンズはグラミー賞を受賞している人気歌手。
映画の中でも彼女の歌声を堪能することができます。
失恋したエリザベスを立ち直らせてくれるブルーベリー・パイ。
旅に出た彼女はさまざまな人と出会い、人生について考えていくことになります。
旅路の果てに彼女が戻る場所とは…
映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』のあらすじ(ネタバレなし)
ニューヨークで暮らすエリザベスは、失恋したばかりの女性です。
彼女は、深夜に元恋人の家の近くにあるカフェを訪れるようになりました。
カフェのオーナーであるジェレミーは、そんな彼女に毎晩ブルーベリーパイを用意します。
彼と話すことで、エリザベスは徐々に癒されていきました。
しかし元恋人を忘れられない彼女は、ニューヨークから離れ旅に出ることを決めます。
映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』の解説
主演は歌手として有名なノラ・ジョーンズです。
ウォン・カーウァイ監督初の英語作品にして、意欲作となっています。
第60回カンヌ国際映画祭のオープニング作品として上映されました。
ウォン・カーウァイ監督はスタイリッシュな世界観の作品を得意としており、本作も洗練された映像と音楽が胸に響きます。
監督がノラ・ジョーンズの歌に感動して作った作品ということもあり、彼女の音楽をはじめ、様々な歌手の歌が映画の中で流れます。
雰囲気のあるシーンにマッチした繊細な音楽も素晴らしいので、サントラも視聴する価値があるでしょう。
映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』のみどころ
ノラ・ジョーンズ演じるエリザベスとジュード・ロウ演じるジェレミーの抑えた演技が、静かに感動を呼び込みます。
決して派手な作品ではなく、繊細な雰囲気を持つ穏やかな作品と言えるのではないでしょうか。
だからと言って退屈に感じることはなく、こだわり抜いた美しい映像と音楽が観る人の心を揺さぶります。
エリザベスとジェレミーの会話や食事のシーンも、一つ一つが必見です。
何気ない日常風景のようですが、静かな輝きを放っていて心に沁みていくようです。
傷ついた心をそっと労わってくれるような、そんな癒しと再生の作品となっています。
映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』の感想
穏やかな映画ですが、切ない音楽と映像がじわじわと胸に迫るような作品です。
エリザベスがブルーベリーパイを食べて癒されていくのと同じように、観る人の心も少しずつ動かされることでしょう。
静かな世界観が胸を打つ映画です。主演2人の繊細な感情表現が素晴らしく、それにマッチした映像やセンスの良い音楽も素敵です。心の傷が徐々に回復していくような作品なので、鑑賞した後は自然と癒されていることでしょう。
映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』の登場人物・キャスト
エリザベス:ノラ・ジョーンズ
ジェレミー:ジュード・ロウ
アーニー・コープランド:デヴィッド・ストラザーン
スー・リン・コープランド:レイチェル・ワイズ
レスリー: ナタリー・ポートマン
カティア :シャーン・マーシャル
トラヴィス :フランキー・フェイソン
サンディ: エイドリアン・レノックス
アロハ :マイケル・メイ
映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』のスタッフ
監督:ウォン・カーウァイ
脚本:ローレンス・ブロック、 ウォン・カーウァイ
原案:ウォン・カーウァイ
製作:ジャッキー・パン、 ウォン・カーウァイ
音楽:ライ・クーダー
撮影:ダリウス・コンジ
編集:ウィリアム・チャン
配給:ワイン・スタインカンパニー
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