1997年6月7日に公開された映画『バスキア』。
この記事では、映画『バスキア』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。
映画『バスキア』の予告編
1980年代、ニューヨークで有名になることを夢見ていた若きストリート・アーティスト、ジャン=ミシェル・バスキア。
美術評論家ルネに注目されたことから、アンディ・ウォーホルをはじめとする様々なアーティストに認められ、ニューヨークのアートシーンで一躍有名となる…
映画『バスキア』のあらすじ(ネタバレなし)
1979年のアメリカ・ニューヨーク、ハイチ系アメリカ人青年・バスキアはマイナーな画家として暮らしていました。
バスキアは、幼少期に母親がキッカケで絵画に興味を持ちました。
アルバイトをしながらも「本業はアーティストだ」と、決して夢をあきらめていません。
ある日、アンディ・ウォーホルを見かけたバスキアは、自分の手書きのポストカードをウォーホルに売りつけたことから、画家としての人生が動き出します。
映画『バスキア』の解説
1996年にアメリカで製作され、27歳で亡くなったアーティスト・バスキア(ジャン・ミシェル・バスキア)の生涯を描いた伝記映画です。
バスキアと交流のあったアーティストも、登場人物のひとりとして描かれています。
また、バスキアは画家だけではなくバンド活動もしており、過去にバンドを組んでいたヴィンセント・ギャロ本人が、ゲスト出演しています。
そして、アカデミー賞の前日に開催される映画賞「インディペンデント・スピリット」では、バスキアのバンド仲間・ベニーを演じたベニチオ・デル・トロが助演男優賞を受賞しました。
映画『バスキア』のみどころ
創作として製作したストーリーではなく、実在した人物の生涯を描いたストーリーなので、よりリアリティがあります。
どのようにして無名の画家が、注目される画家へと変わっていったのか、そしてなぜ27歳の若さでその生涯を閉じたのかを、赤裸々に描いています。
ぜひラストシーンまで見てもらたいです。
バスキアはもちろんですが、彼の周りに登場する人物たちにも注目です。
特に、バスキアのバンド仲間であり親友のベニーの存在は、この映画になくてはならないものです。
サクセスストーリーだけではなく、友情についても描かれている、見どころ満載の映画作品です。
映画『バスキア』の感想
バスキアの生涯についてはもちろん、親友ベニーとの友情も見どころの映画作品です。
そして、俳優陣が豪華で、デヴィッド・ボウイが出演していることもインパクトがあります。
サクセスストーリーを描いた王道の内容ですが、実在した人物の生涯を描いた映画作品なので、興味深く鑑賞することができる作品でした。
映画『バスキア』の登場人物・キャスト
バスキア:ジェフリー・ライト
ベニー:ベニチオ・デル・トロ
ジーナ・カルディナーレ:クレア・フォーラニ
ルネ・リカード: マイケル・ウィンコット
アンディ・ウォーホル:デヴィッド・ボウイ
ブルーノ・ビショップバーガー:デニス・ホッパー
アルバート・マイロ:ゲイリー・オールドマン
メアリー・ブーン:パーカー・ポージー
電気技師:ウィレム・デフォー
ビッグ・ピンク:コートニー・ラブ
インタビュアー:クリストファー・ウォーケン
アニーナ・ノセイ:エリナ・レーヴェンソン
ヘンリー・ゲルツァーラー:ポール・バーテル
シンシア・クルーガー:テータム・オニール
チャウ氏:マイケル・チャウ
デリの店員:マイケル・バダルコ
暴漢:サム・ロックウェル
映画『バスキア』のスタッフ
監督:ジュリアン・シュナーベル
脚本:マイケル・トーマス・ホルマン、ジュリアン・シュナーベル
音楽:ジョン・ケイル
撮影:ロン・フォーチュナト
編集:マイケル・バレンバウム
コメント