2006年12月1日に公開された映画『007 カジノ・ロワイヤル』。
この記事では、映画『007 カジノ・ロワイヤル』のあらすじ(ネタばれナシ)・解説・みどころ・感想をご紹介します。
映画『007 カジノ・ロワイヤル』の予告編
ジェームズ・ボンドがカジノで一仕事するための資金は、なんと財務局から支給されるとのこと!
担当として派遣されてきたヴェスパー・リンド(エヴァ・グリーン)は非常に有能かつ美しい女性なのです。
映画『007 カジノ・ロワイヤル』のあらすじ(ネタバレなし)
ボンドが敵とカジノで勝負するという珍しいシリーズ作品です。
CIAなどの協力によって敵をゲームで打ち勝つことができますが、彼のパートナーが連れ去られてしまいます。
ボンドは彼女を助けるために追いかけますが、反対に捕まってしまうのです。
この作品は何度か映画化されており、新しい007としてスタートした記念作品になっています。
映画『007 カジノ・ロワイヤル』の解説
ジェームズ・ボンド役をダニエル・クレイグが演じるのは、これが第1作になります。
ダニエル・クレイグはこのあと『007 慰めの報酬(2008年)』『007 スカイフォール(2012年)』 『007 スペクター(2015年)』『 007 ノー・タイム・トゥ・ダイ(2021年)』と5作の007シリーズを演じました。
ボンドの年齢設定の若返りに伴い、ジュディ・デンチが演じるMのキャラも少し変更になっています。
原作小説はイアン・フレミングが1953年に発表した『カジノ・ロワイヤル』。
1967年の映画化に続き、この小説の2度目の映画化作品になります。
映画『007 カジノ・ロワイヤル』のみどころ
007シリーズといえば、ハラハラドキドキの格闘シーンにカーチェイス。
国家予算レベルのカジノ勝負に、運命の女性ヴェスパー・リンドとの出会いもじっくり見たいところです。
5代目ボンドのピアース・ブロスナンの後、6代目ジェームス・ボンドに選ばれたダニエル・クレイグが演じるのは、寡黙でタフなスパイ。
ダニエル・クレイグはこれまでのボンド以上に肉体を鍛え上げ、ハードなアクションとシリアスな演技を見せてくれます。
映画『007 カジノ・ロワイヤル』の感想
ボンドの仕事に徹する情熱が、全体的にシビアな雰囲気を作り上げ、息もつかせぬアクションを盛り上げていると感じました。
後の作品にも登場するヴェスパー・リンドも非常に魅力的で、最初は反発しあっていた二人が強い信頼で結ばれていく過程も説得力がありました。
マダガスカル、イタリア、モンテネグロ、バハマと世界中を舞台にしているところや、高級車を用いたカー・アクションも007ならではの贅沢さです。
カジノのシーンもさまざまな駆け引きを楽しむことができます。
今後の作品に繋がるような伏線が張られているので、じっくり見てみるとよいでしょう。次の作品を見てみたくなります。
映画『007 カジノ・ロワイヤル』の登場人物・キャスト
ジェームズ・ボンド:ダニエル・クレイグ
ヴェスパー・リンド:エヴァ・グリーン
ル・シッフル:マッツ・ミケルセン
M:ジュディ・デンチ
フィリックス・ライター:ジェフリー・ライト
ルネ・マティス:ジャンカルロ・ジャンニーニ 他
映画『007 カジノ・ロワイヤル』のスタッフ
監督:マーティン・キャンベル
脚本:ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、ポール・ハギス
原作:イアン・フレミング『カジノ・ロワイヤル』
製作:バーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソン
製作総指揮:アンソニー・ウェイ、カラム・マクドゥガル
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