映画『ショーシャンクの空に』あらすじ(ネタばれナシ)・解説・みどころ・感想

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1995年6月3日に公開された映画『ショーシャンクの空に』。
この記事では、映画『ショーシャンクの空に』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『ショーシャンクの空に』の予告編

苛酷で劣悪な環境に追いやられた時、人はどのようにして自分を保ち、高めることができるのでしょうか。

私たち自身も本当の牢獄でなくても「抜け出せない」と感じる人間関係や職場、環境などに置き換えて鑑賞するとき、深く考えさせられる作品です。

映画『ショーシャンクの空に』のあらすじ(ネタバレなし)

1947年のメイン州、ポートランド。劣悪な環境のショーシャンク刑務所に長年服役するエリス・ボイド・レディング(レッド)は、もう何度も受けている仮釈放審査で、更生したことを訴えていたが、またしても却下されてしまいます。

同じ頃、妻とその愛人を傷つけた罪を問われたアンドリュー・デュフレーン(アンディ)は、無実を訴えるも終身刑が確定し、ショーシャンク刑務所に複数人の新しい受刑者と共に護送されてきました。

映画『ショーシャンクの空に』の解説

フランク・ダラボン監督がスティーブン・キングから『刑務所のリタ・ヘイワース』の映画化の権利を購入したのは1987年でしたが、着手したのはそれから5年後でした。
脚本製作に8週間かけ、1993年制作が始まったのです。

批評家からはストーリーやキャストの演技に高い評価があったものの、1995年の公開当時は強力なライバル作『フォレスト・ガンプ』や『パルプ・フィクション』と同時期に当たり、失敗したとされていました。

しかしその後アカデミー賞7部門にノミネートされたことにより注目が集まると、劇場での再公開、海外収益で最終的な興行収入は5,830万ドルに登り、大成功を収めました。

1995年に最もレンタルされた映画作品でもあります。

映画『ショーシャンクの空に』のみどころ

主人公のアンディは刑務所に入れられ自由を奪われますが、ノートン所長やハドリー副所長の非道な行為を目にしても、自らのペースと意志で行動し続けます。

どうあっても 絶望しか感じない刑務所の中という状況の中で、決して自分を曲げずに強固な意志で、自分を傷つけようとする非道な人物達に対抗する主人公アンディの姿は、見る者に勇気を与えてくれます。

刑務所の中の図書室を、受刑者の教養を高める場所に変えていくところや、鬱屈とした気持ちを抱えた『調達人』レッドが、アンディの影響を受けて変わっていく場面も見どころの一つです。

映画『ショーシャンクの空に』の感想

ショーシャンク刑務所の様子はあまりにも過酷です。

しかし主人公はそんな環境の中でも自由で強固な意志を保ち続けます。
刑務所の管理をする人間たちがあまりにも非道なので、犯した罪で人を見るより、その後どう行動するのかが重要に思えてきます。

レッドをはじめ刑務所にいる他の囚人たちのそれぞれの人生観は複雑で、孤独を恐れ、心のよりどころを求めたり、酷い境遇の刑務所の中で真剣に自分をどう保てばよいか悩んだり。

究極の環境の中で生き抜いていくために必要なことは何かを考えさせられる作品でした。

映画『ショーシャンクの空に』の登場人物・キャスト

アンディ・デュフレーン:ティム・ロビンス
エリス・ボイド・”レッド”・レディング:モーガン・フリーマン
サミュエル・ノートン:ボブ・ガントン
ヘイウッド:ウィリアム・サドラー
バイロン・ハドリー:クランシー・ブラウン
トミー・ウィリアムズ:ギル・ベローズ
ブルックス・ヘイトレン:ジェームズ・ホイットモア
ボグズ・ダイアモンド:マーク・ロルストーン

映画『ショーシャンクの空に』のスタッフ

原作:スティーヴン・キング
『刑務所のリタ・ヘイワース(Rita Hayworth and Shawshank Redemption)』
監督・脚本:フランク・ダラボン
音楽:トーマス・ニューマン

映画『ショーシャンクの空に』まとめ

映画化が難しいと言われるスティーブン・キングの原作で、一度は興行で失敗します。

しかしその後賞のノミネートで注目され、結果的にフランク・ダラボン監督の成功作となった幸運な作品。

暗い場所でどんなにつらい目に遭っても希望を捨てない。

そんなメッセージを強く感じて勇気づけられる、素晴らしい映画だと思います。

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