映画『裏窓』あらすじ(ネタばれナシ)・解説・みどころ・感想

洋画

1955年1月14日に公開された映画『裏窓』。
この記事では、映画『裏窓』のあらすじ(ネタばれナシ)・解説・みどころ・感想をご紹介します。

映画『裏窓』の予告編

ヒッチコックのサスペンス才能がはっきりとわかる作品が、この「裏窓」です。
物語の展開にハラハラ、ドキドキしながら、最終的なこの事件の結末は、見る人が推理することになります。

映画『裏窓』のあらすじ(ネタバレなし)

プロのカメラマンのジェフは、足を骨折したため、自宅で車いすの生活を送っています。
体の自由の効かないジェフの時間つぶしが、隣人の観察。
ある時、中庭越しにあるアパートの夫婦の口論を目撃してしまいます。
そして妻の謎の失踪とその後の夫の不可解な行動を目撃するジェフ。
ジェフは恋人に、自分がの恐るべき疑惑を打ち明けるのですが…

映画『裏窓』の解説

1954年に製作された、世界的な監督である アルフレッド・ヒッチコックの監督作品です。

ヒッチコックといえば、自身の作品にワンショット登場する事で 有名ですが、この映画でもアパートに住む音楽家の場面でわずかですが 登場しています。

この映画では、ヒッチコックの製作映画では欠かせない女優であった グレース・ケリーが出演しています。

彼女は後のモナコ公国の公妃になっただけに、この映画においてもその美しさは息をのむほど。 1955年に開催された第27回アカデミー賞では、受賞こそ逃したものの 監督賞、脚色賞、カラー部門の撮影賞、さらには録音賞にノミネートされた サスペンス映画です。

映画『裏窓』のみどころ

最初の見どころは、足を負傷し動けないジェフが近くのアパートに住む、ソーワルド夫妻の口論を目撃する場面です。

やがて妻の失踪、さらに夫・ラーズの深夜雨の中での外出が描かれ、最後は夫がのこぎりを握る姿が描かれる一連の不可解な行動は映画の急展開を予想させる見せ場です。

この場面でジェフは疑いの目を次第にラーズに向けていくころになります。

またリザが女性なりの推理力で、結婚指輪こそが事件解決の突破口になると気が付くシーンも見どころです。

そののちリザと看護師の ステラは、ラーズの不在を狙い、結婚指輪のありかを探そうとします。

無事ラーズが不在の間に結婚指輪を見つけられるか?最大の見せ場がやってくるサスペンスたっぷりな展開は見どころといえます。

映画『裏窓』の感想

身体が不自由で移動できないジェフが抱いた不信感から展開していくこの映画は、サスペンス性あふれた映画といえます。

リザの推理力や、ジェフが自由に身動きできないため事件解決に自由に参加できない制約を映画に絶妙に組み込むなど、ストーリー展開のうまさが伝ってきます。

主人公が部屋の中のみでの展開であるにも 関わらず、周囲の協力もあり次第に真犯人を追い詰めていく面白さがあると思います。

キャストも主人公のジェームズ・スチュアートの演技力が素晴らしく、 リザ役のグレース・ケリーの美しさは映画を引き立てています。

映画『裏窓』の登場人物・キャスト

ジェフリーズ(通称ジェフ):ジェームズ・スチュアート
リザ:グレース・ケリー
ドイル刑事:ウェンデル・コーリイ
ラーズ・ソーワルド:レイモンド・バー
看護師ステラ:セルマ・リッター

映画『裏窓』のスタッフ

監督:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:ジョン・マイケル・ヘイズ
原作:コーネル・ウールリッチ
音楽:フランツ・ワックスマン
撮影:ロバート・バークス
製作:アルフレッド・ヒッチコック
編集:ジョージ・タマシーニ
配給:パラマウント映画

 

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