映画『アデル、ブルーは熱い色』あらすじ(ネタばれナシ)・解説・みどころ・感想

洋画

2014年4月5日に公開された映画『アデル、ブルーは熱い色』。
この記事では、映画『アデル、ブルーは熱い色』のあらすじ(ネタばれナシ)・解説・みどころ・感想をご紹介します。

映画『アデル、ブルーは熱い色』の予告編

アデルの前に偶然現れた画家のエマ。

二人が魅かれ合い、親密な関係を築いていく中で成長していくアデルの物語。

エマを演じたレア・セドゥはこの作品をきっかけに大きく世界へ羽ばたいていくことになります。

映画『アデル、ブルーは熱い色』のあらすじ(ネタバレなし)

高校2年の女学生アデルは文学を熱心に学びながら、普通の若者と同じく友達と恋愛の話をしたり、デモに参加したりしながら学生生活を送っていました。

一つ上のトマとの交際は順調でしたが、ある日2人で歩いている時に見かけた髪をブルーに染めた女性が気になって仕方がありません。

ある夜、男友達からバーに誘われ、ブルーの髪の女性エマと出会い、2人は次第に友達以上の関係へと発展していきます。

映画『アデル、ブルーは熱い色』の解説

本作はチュニジア出身の監督アブデラティフ・ケシシュが脚本も務め、フランス映画として第66回カンヌ映画祭でパルム・ドール賞を獲得。
そして史上初めて監督のほかに出演女優の2人にもパルム・ドールが贈られ話題になりました。

共演したフランス人女優レア・セドゥとアデル・エグザルホプロスは本作が出世作となり、国際的にも注目されています。

大人のみではなく若者にも観てもらいたいという監督の思いがあり、各国の映画関係者がPGを決定するにあたり物議を呼んだ青春映画でもあります。

映画『アデル、ブルーは熱い色』のみどころ

本作でアデルを演じたフランス人女優の名前も同じくアデルで、映画の中ではより等身大の若者として演じられています。

普通の女子高生がある日、エマと出会ったことで、初めは友達として関係を築こうとしていくのですが、自分の複雑な感情に困惑するあたりは、年ごろの女子ならではの葛藤がうまく表現されています。

年上の女性エマが芸術家として活動していることに、まだ進路が決まっていないアデルが悩みを抱えるのも不思議ではありません。

次第にアデルはエマの複雑な人間関係や自分に対しての感情に不信感を抱くようになるのですが、大人へと成長していくアデルとエマとの関係性がみどころです。

映画『アデル、ブルーは熱い色』の感想

フランス発、青春恋愛ドラマ映画と片付けることができないほど、深く人間の生き方を考えさせられる作品でした。

フランス映画好きであれば必ず話題に上がってくる本作。

主演女優の美しさと奥深い表現力に、パルムドールも納得させられてしまう作品でした。

映画『アデル、ブルーは熱い色』の登場人物・キャスト

アデル:アデル・エグザルホプロス
エマ:レア・セドゥ
トマ:ジェレミー・ラウールト
リーズ:モナ・ヴァルラヴェン
サミール:サリム・ケシゥシュ
ベアトリス:アルマ・ホドロフスキー
ヴァランタン:サンドール・ファンテック

映画『アデル、ブルーは熱い色』のスタッフ

監督・製作:アブデラティフ・ケシシュ
脚本:アブデラティフ・ケシシュ、ガリア・ラクロワ
原作:ジュリー・マロ作『ブルーは熱い色』
撮影:ソファニ・エル・ファニ
編集:カミーユ・トゥブキス、アルベルティーヌ・ラステラ

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