【ずらし旅・見学準備】伏見稲荷

千本鳥居のフォトスポットとして外国人寒観光客にも大人気の伏見稲荷大社は、古くから信仰を集めてきました。

伏見稲荷大社(官幣大社)

名称 伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)
住所 京都府京都市伏見区深草薮之内町68番地
主祭神 稲荷大神(宇迦之御魂大神ほか4柱の総称)
ご神体 稲荷山(神体山)
創建 和銅年間(708年 – 715年)
重要文化財 本殿、楼門、権殿、お茶屋、奥宮、回廊など多数
拝観料 無料
公式サイト https://inari.jp/

 

伏見稲荷大社の歴史

  • 708年 – 715年、秦伊呂具(はたのいろぐ)によって稲荷大神のご鎮座
  • 796年、東寺の造営にあたって鎮守神となる
  • 908年、左大臣藤原時平が三箇社を修営
  • 942年、正一位の地位を得る
  • 清少納言(966年~1025年頃)が『枕草子』に稲荷詣でについて書いている
  • その後源頼朝や足利義教らが社殿の造営、修造に関わったが、応仁の乱(1467年)にてすべて焼亡。
  • 社僧による勧進の下で再建が始まり、1499年遷宮を迎えた。
  • 楼門は秀吉が再建
  • 江戸時代から鳥居の奉納が始まる。約一万基あるとされる。

山内のみどころ

本殿

側面から見て左右非対称の本殿は1499年に再建されたもの。

 

千本鳥居

江戸時代からの寄進によるもので、山内に1万基と言われています。

 

外拝殿

釣り灯篭には十二星座が表されているものがあるそう。(明治時代)

狐の像がくわえているのは

お狐様の像は玉、鍵、巻物などをくわえていたり、くわえていなかったり。

  • 玉…稲荷大神のご神徳
  • 鍵…蔵の鍵(福)の象徴
  • 巻物…知恵の象徴

とも言われます。

花火の掛け声である「玉屋~」「鍵屋~」は、稲荷信仰に篤い江戸の花火師の屋号なのだそうです。

重軽石

重軽石を持ち上げてみて、予想より軽ければ願いが叶うと言われています。

東丸神社(あずままろ)

荷田春満(かだのあずままろ)が屋敷跡に祀られ、学問の神様として信仰されています。

荷田春満の父は伏見稲荷神社(現在の伏見稲荷大社)の社家で御殿預職の羽倉信詮(はくら のぶあき)。
母は細川忠興の家臣深尾氏の娘貝子。

荷田春満は契沖の『万葉代匠記』などを学び、国家意識を強くして古典及び国史を学び古道の解明を試みた結果、『万葉集』『古事記』『日本書紀』や大嘗会の研究の基礎を築き、復古神道を提唱するなどの業績を残しました。

享保13年(1728年)には、著作『創学校啓(そうがくこうけい)』を江戸幕府に献じて、将軍・徳川吉宗に国学の学校建設の必要性を訴えています。

弟子に賀茂真淵ら。

所要時間

山内のハイキングコースを回ると約4時間

アクセス

電車
・JR奈良線稲荷駅から徒歩すぐ
・京阪電鉄京阪本線伏見稲荷駅から徒歩で5分

バス
・市バス伏見稲荷大社前から徒歩で7分

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