映画『犬が島』あらすじ(ネタばれナシ)・解説・みどころ・感想

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2018年5月25日に公開された映画『犬ヶ島』。
この記事では、映画『犬ヶ島』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『犬ヶ島』の予告編

ドッグ病が大流行するメガ崎市では、小林市長がすべての犬を”犬ヶ島”に隔離します。

ある時、12歳の少年がたった一人で小型飛行機に乗り込み、愛犬を助けるためにその島に向かいました。

島で出会った勇敢で心優しい5匹の犬たちと少年が気付いてしまったことは?

映画『犬ヶ島』のあらすじ(ネタバレなし)

近未来の日本、ウニ県メガ崎市では犬が原因の伝染病が蔓延し、そのためすべての犬をゴミ島に隔離することに。

小林市長の養子で孤児の小林アタリ少年は、愛犬で親友のスポッツを救い出すために、たった一人で小型飛行機に乗って、犬が島に行きます。

犬が島の犬たちとともにスポッツを探すアタリ少年は、メガ崎の未来を左右する大人たちの陰謀へと近づいていきます。

映画『犬ヶ島』の解説

ウェス・アンダーソン監督が『ムーンライズ・キングダム(2012年)』『グランド・ブダペスト・ホテル(2014年)』に続いて発表した作品は、ストップモーション・アニメーションの『犬ヶ島』。

ウェス・アンダーソン監督のこの次の作品が、2021年の『フレンチ・ディスパッチ』ということになります。

第68回ベルリン国際映画祭オープニング作品、コンペティション部門監督賞(銀熊賞)受賞。

映画『犬ヶ島』のみどころ

ウェス・アンダーソン監督の「頭の中の日本のイメージ」が炸裂!

アートのようにあしらわれるおびただしい日本語。
小粋でクールで可愛らしい、ニッポンのカルチャーを堪能できます。

また、ストップモーション・アニメーションの技法で一コマずつ撮影されたものにもかかわらず、動物たちの微妙な表情や風になびく毛皮など、繊細な表現も見逃せません。

映画『犬ヶ島』の感想

キュートでポップな人形劇の中に、人間の世界の支配欲、政治抗争といった社会の歪みが見え隠れします。

そんな世界で、正義、友情、勇気で結ばれた仲間たちが立ち上がるのです。

ウェス・アンダーソン監督ならではのほのぼのとした後味に浸れる映画です。

人間以上に知的な犬たちは、それぞれキャラが立ってチャーミング!

犬たちは英語を話し、大人の会話を繰り広げます。

一方、愚かな大人たちの使う言葉は日本語で、英語の字幕がついています。

この映画の中の、日本文化の扱いに着目するのも、ツウの鑑賞方法かもしれません。

映画『犬ヶ島』の登場人物:英語版CV(日本語吹替声優)

ウェス・アンダーソン監督の定番「ウェス軍団」に加え、日本語吹替も豪華です。

小林アタリ: コーユー・ランキン(野田哲平)
スポッツ : リーヴ・シュレイバー(森川智之)
チーフ : ブライアン・クランストン(楠大典)
レックス : エドワード・ノートン(川島得愛)
キング :ボブ・バラバン(川中子雅人)
ボス : ビル・マーレイ(石住昭彦)
デューク : ジェフ・ゴールドブラム(横島亘)
ナツメグ : スカーレット・ヨハンソン(遠藤綾)
ジュピター : F・マーリー・エイブラハム(屋良有作)
オラクル : ティルダ・スウィントン(町山広美)
小林市長 :野村訓市
メイジャー・ドウモ : 高山明
渡辺教授 : 伊藤晃
科学者助手ヨーコ・オノ : オノ・ヨーコ(石塚理恵)
トレイシー・ウォーカー : グレタ・ガーウィグ(戸松遥)
ヒロシ編集員 : 村上虹郎(島﨑信長)
通訳ネルソン : フランシス・マクドーマンド
ニュースキャスター : 野田洋次郎
筆頭執刀医 : 渡辺謙
おばさん : 夏木マリ
ゴンド : ハーヴェイ・カイテル(土師孝也)
スクラップ : フィッシャー・スティーヴンス(細野晴臣)
ナレーター : コートニー・B・ヴァンス(石塚運昇)
同時通訳機 : フランク・ウッド(英語版)
第一ジュニア科学者 : 山田孝之
第二ジュニア科学者 : 秋元梢
第三ジュニア科学者 : 松田翔太
第四ジュニア科学者 / バーテンダー : 松田龍平
ドローン操縦士 : 高橋盾
パンク少女 : 池田エライザ
学生編集員 : 育之介
学生編集員 : 兒玉太智
学生編集員 : 大社カリン

映画『犬ヶ島』のスタッフ

監督:ウェス・アンダーソン
脚本:ウェス・アンダーソン
原案:ウェス・アンダーソン、ロマン・コッポラ、ジェイソン・シュワルツマン、野村訓市
製作: ウェス・アンダーソン、スコット・ルーディン、スティーヴン・M・レイルズ、ジェレミー・ドーソン

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