自宅に防災グッズを揃えておこうかな、と考えた方も、定期的に見直しをしているという方も。
気になったときに点検できるチェックリストと、それぞれの考え方をまとめてみました。
揃えておきたい防災グッズ11
まずは必要な防災用品を洗い出してみましょう。
飲料水
災害時に必要な水の量は、大人1人につき1日3Lが目安といわれています。
備蓄用
備蓄用の飲料水は1週間〜10日分(27L~30L)あると安心です。
2リットルのペットボトルを箱で用意し、先に買ったものから消費していく方法(ローリングストック法)が推奨されています。
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家庭用ウォーターサーバーを利用している場合も、予備のタンクを備蓄し、古い方から利用していけば安心です。
脱水予防のためのスポーツドリンクや経口補水液、小さい子どもがいる場合は好きな飲み物も用意しておくと安心です。
飲料水以外にもトイレや水洗いに使う生活用水が必要となります。
日頃から、浴槽に水を貯めておくのがよいでしょう。
持ち出し用
持ち出し用の飲料水は最低3日分と言われていますが、1人分9リットルを担いでいくのは現実的ではないでしょう(笑)
非常用給水バッグがあると、避難先で給水できますので安心です。
食料
備蓄用
備蓄用食料は1週間〜10日分が目安です。
非常食を準備する際のポイントには、次のようなものがあります。
- 調理が不要
- 持ち運びが可能
- 常温保存が可能
- 賞味期限が半年以上
例えば、ご飯であれば、保存期間が長くて水で調理可能なアルファ化米が最適です。
また、長期保存ができる次のような食品もおすすめです。
手軽に食べられるものを準備しておきましょう。
持ち出し用
持ち出し用は最低3日分と言われていますが、揃えてみると結構な量です(笑)。
飲料水同様、ローリングストック法で備えて行きましょう。
医薬品
災害時はケガをしやすいため、救急セットを準備しておきましょう。
【揃えておきたい医薬品】
- バンドエイド
- 包帯
- 三角巾
- ガーゼ
- 脱脂綿
- ピンセット
- はさみ
- 消毒薬
- 常備薬、持病薬
持病がある方は最低1週間、予備の薬も含めて2〜3週間分用意しておくことをおすすめします。
防寒具
寒い時期に災害が起こった場合、自宅であれば寒さは凌げます。
しかし、避難場所で生活をするとなると防寒対策が必要です。
さらにライフラインが寸断されると、長期間にわたり寒い状況下での生活を強いられます。
そこで、防寒具が必須となります。
おすすめは、極薄のサバイバルシートとレインコートです。それぞれ次のような特徴があります。
【その他に揃えておきたい防寒具】
- 衣類
- 手袋・マフラー
- 帽子
- 毛布
- カイロ
冬の衣類は厚みがありかさばるため、多くの量を持ち出すのは難しいかもしれません。
薄くて暖かい素材のものを準備しておくと良いでしょう。
装備品
装備品とは、災害時の移動で、壊れた破片や落下物などから身を守るためのものです。
【揃えておきたい装備品】
地震が起こった場合、頭を守ることを第一に行動しましょう。ヘルメットや防災頭巾は、すぐにかぶれるよう、見やすく取り出しやすい場所に保管しておくことが大切です。
特に睡眠中に地震が起こることも考えられるので、ベッドや布団の枕元に置いておきましょう。
また、散乱した破片や壊れたもので足をケガしないように、室内で履く運動靴の準備も大切です。
素足や靴下のままだとケガをしてしまいます。
玄関に靴を取りに行く手間を省くためにも、室内に靴を準備しておくことをおすすめします。
救助を求めたいが大声を出せないとき、防災用のホイッスルがあれば自身の居場所を音で知らせることができます。
防犯用にも使えるので、災害時は緊急の事態が起こったときに備えて日常から携帯するようにしましょう。
衣類
災害に備えて衣類を用意しておくことも大切です。
避難所では、支援物資の衣類が到着するまで3日程度かかるといわれています。
用意がないと避難時の服を着続けることになりますので、少なくとも3日分の衣類を用意しておくと安心です。
避難所生活は救助活動や生活物資の調達、復旧に伴う労働や手続きなど意外と忙しく動き回るため、備えておく衣類を選ぶうえで「動きやすさ」が重要になります。
【揃えておきたい衣類】
- 下着3日分
- 靴下3日分
- スウェット上下セット(動きやすい服上下セット)
- 外出時に羽織れるアウター
- 避難所内で使えるルームシューズ
衣類はかさばるので、軽量・コンパクトに収納できるものを選ぶと良いでしょう。
人数が多い場合などは、圧縮袋を使用するのもおすすめです。
情報収集ツール
災害によって通信障害が起こるため、情報を収集するためのツールを準備しておきましょう。
例えば、テレビやインターネットが使えない場合にラジオが重宝します。
その中でも、ライトや充電器の付いた多機能ラジオがおすすめです。
また、モバイルバッテリー(内蔵電池に蓄えた電気を使ってスマホなどを充電する機器)を用意して、日頃から充電を満タンにしておきましょう。
いざという時に、素早く使える状態にしておくことが大切です。
さらに、避難場所に移動しなければならない場合を想定して、地図を準備し避難ルートの確認をしておきましょう。
また、災害情報や安否確認ができる防災アプリをインストールして、使い方をマスターしておくことも重要です。
照明器具
災害による停電に備えて、懐中電灯やLED携帯ライトを準備しておきましょう。
あわせて、乾電池の予備を買っておくことも大切です。
停電によって周囲が暗くなった場合、ライトがない状態での移動は大変危険です。
思わぬケガや事故につながるので、両手が使えるヘッドライトを準備すると良いでしょう。
また、電池が切れても使えるソーラー式や手動発電式の照明器具があると重宝します。
衛生用品
災害によって断水すると、手洗いやトイレをいつものように使用できないため代替用品が必要です。衛生用品には、以下のようなものがあります。
【おすすめの衛生用品】
- 簡易トイレ
- 消臭袋
- トイレットペーパー
- ティッシュペーパー
- 除菌ウェットティッシュ
- 洗面用具
- 口腔ケア物品(液体歯磨き、歯ブラシ、歯磨きシート)
- ナプキン・生理用品
- マスク
- アルコール消毒
汚物は消臭袋に入れておくと臭いが気になりません。
また、新型コロナウイルスのような感染症に備えて、マスクやアルコール消毒の準備をしておくことも大切です。
貴重品
貴重品は、持ち運ぶものと金庫にしまっておくもので分けておきましょう。
持ち運ぶ貴重品
- 現金
- 預金通帳
- 保険証
- 運転免許証
- 印鑑
- 重要書類(権利証や契約書、保険証券)など
災害発生時に持ち運びしやすいよう、耐火・防水対応のケースにまとめて入れておくのがおすすめです。
停電するとキャッシュカードは使用できないため、ある程度の現金も用意しておきましょう。
金庫に保管する貴重品
持ち運びが難しいものは金庫に保管しておくことが大切です。
- 宝石
- 貴金属
- 金塊
- 美術品
- 骨董品
- 思い出の品など
火災からこれらの貴重品を守るためには、耐火性に優れた金庫を選ぶようにしましょう。
その他
その他、あると便利なグッズを紹介します。
- カセットコンロ:ガスがストップした際に、お湯を沸かしてカップラーメンなど温かいものが食べられる
- 水電池:水を入れると発電する電池でジュースやビール、唾液でも発電可能
- ライターやマッチ:暖をとるときに火をつける手段として有効
必要に応じて、ぜひ取り入れてみてください。
個人的に必要なもの
一般的に必要なものの他に「自分はこれが必要」というものがあるかもしれません。
この機会にリストに入れておきましょう!
・眼鏡、コンタクト、コンタクト洗浄液など
・生理用品、スキンケア用品、化粧品など
・入れ歯、入れ歯洗浄器、杖など
防災用品チェックリスト
以下は2022年首相官邸から発表された災害の「備え」チェックリストです。
自分自身に当てはめ、オリジナルのチェックシートを作るのも良いかもしれません。
まとめ
オーダーメイドのチェックリストはできましたか?
日頃から作成しておき、気がついたときに追加・削除できるようにすると慌てずに済みます。
ご家族と話し合ってみると、意外な発見があるかもしれませんね。
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