映画『きみに読む物語』あらすじ(ネタばれナシ)・解説・みどころ・感想

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2005年2月5日に公開された映画『きみに読む物語』。
この記事では、映画『きみに読む物語』のあらすじ(ネタばれナシ)・解説・みどころ・感想をご紹介します。

映画『きみに読む物語』の予告編

世界で最も読まれている恋愛小説家ニコラス・スパークスの処女作を映画化。

若くても、歳を取っていても、人を愛することに変わりはないこと。

そして、それはとても美しい感情であることが映し出されています。

映画『きみに読む物語』のあらすじ(ネタバレなし)

認知症を患い療養施設に入所している一人の女性に物語を読み聞かせる一人の男性。

二人はもう随分と歳を取っています。

アメリカ南部のシーブルックでの恋物語は、裕福な家庭の少女と地元の青年とのものでした。

両親の反対にあい、別々の人生を歩み出した二人が、歳を取ってからの物語です。

映画『きみに読む物語』の解説

1996年にニコラス・スパークスが発表した小説を原作に映画化され、2004年にアメリカで公開された映画です。

日本では、2005年2月5日に公開され、興行収入約15億円を記録しました。
アメリカでの配給はニュー・ライン・シネマが、日本での配給はギャガが、それぞれ請け負っています。

この映画でジーナ・ローランズは、第9回ゴールデン・サテライト賞助演女優賞全米を受賞し、全米では週末の興行成績初登場第4位という興行成績を記録しました。

また、2005年度のMTVムービー・アワードにおいては、「ベスト・キス」に選出されています。

映画『きみに読む物語』のみどころ

ノアは別荘に避暑のためにやってきた17歳のアリーに一目惚れをします。
仲良くなった二人は、付き合うようになるものの、アリーの両親の反対にあい、二人の仲は認められることなく、夏が終わりました。

やがて戦争が始まってノアは徴兵され、一方アリーは弁護士ロンと婚約することになりました。

ノアは戦地から手紙を送り続けますが、一通もアリーに届くことはありませんでした。

ノアが戦争から帰ってきたことと、手紙を没収されていたことを知ったアリーは、婚約者に嘘をついてノアに会いに行きます。
手紙だけではなく、何度も引き裂かれそうになりながら人生を歩む二人は、それでも互いを想い、老いた今、隣同士に座っています。

その後ろ姿がいつも愛を囁くように。

映画『きみに読む物語』の感想

若い男女のひと夏の恋は、今、認知症となり過去のほとんどを忘れ、これからもそれが治ることのない老女にとっての一生の愛となりました。

戦争という時代背景もありますが、誰かを一生愛することができるのか、というのは人にとってとても大きな問いでもあります。

けれど、お互いが必要であれば、それはごく自然なことであり、例え認知症という病を患ったとしても色褪せることのない感情なのだと教えられる物語です。

とても美しい夕陽が沈むシーンに映る二人の姿が、それを映し出している作品でした。

また、交際を反対したり、手紙を没収するアリーの両親の姿を見る時、親が子を想う愛というものも同時に描かれた作品でもあると感じられました。

映画『きみに読む物語』の登場人物・キャスト

ノア・カルフーン: ライアン・ゴズリング(内田夕夜)
アリー・ハミルトン :レイチェル・マクアダムス(坂本真綾)
デューク :ジェームズ・ガーナー(勝部演之): 老人
アリー・カルフーン :ジーナ・ローランズ(有田麻里): 認知症の女性
アン・ハミルトン : ジョアン・アレン(野沢由香里): アリーの母
ロン・ハモンド : ジェームズ・マースデン(森川智之)
フランク・カルフーン : サム・シェパード(納谷六朗): ノアの父
フィン : ケヴィン・コナリー(河本邦弘)
ジョン・ハミルトン :デヴィッド・ソーントン(中村秀利): アリーの父
サラ・ツフィントン : ヘザー・ウォールクィスト(英語版)
マーサ・ショウ : ジェイミー・ブラウン(英語版)
エスター : スターレッタ・デュポワ: 看護師

映画『きみに読む物語』のスタッフ

監督:ニック・カサヴェテス
脚本:ジャン・サルディ、ジェレミー・レヴェン
製作総指揮:トビー・エメリッヒ、アヴラム・ブッチ・カプラン
製作:リン・ハリス、マーク・ジョンソン
音楽:アーロン・ジグマン
撮影:ロバート・フラッセ

 

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