“So in Love” は、1948年のミュージカル 『Kiss Me, Kate 』のためにコール・ポーターが書いた曲。
主人公リリーが、叶わぬ愛を胸に秘めながら歌う切ないアリアで、その情熱的でドラマティックな旋律は、発表直後から多くの歌手に愛されてきました。
日本では「日曜洋画劇場」のエンディング曲として長年親しまれ、クラシックと勘違いされるほど壮大なアレンジも話題となりました。
SO IN LOVE 歌詞和訳
曲名:So in Love(1948年)
作詞・作曲:Cole Porter(コール・ポーター)
信じられないけれど、ほんとのことなの
あなたの近くにいるだけで、夜空が星であふれるの
どうしようもなく あなたを愛しく感じる
あなたがここにいなくても 私の腕はあなたを抱いている
どうしてかわかる?あなたに恋しているから
あの不思議な夜に、私は恋に落ちた
初めてあなたと出会ったあの夜に
あなたの気持ちに気づいた瞬間の、あの胸が震えるような歓び!
嘲られても 傷つけられても
裏切られても 見捨てられても
私は死ぬまであなたのもの
こんなに深く、あなたを愛しているから
(筆者意訳)
またまたドMな歌が出ましたね!
SO IN LOVE 曲が生まれた背景(物語の中での位置づけ)
So in Love は、ミュージカルの中で 主人公リリー(Lilli Vanessi)が歌うアリアとして書かれました。 物語では、
- 元夫から“別の女性宛て”の花を誤って受け取ってしまい、
- その複雑な感情の中で、「それでも私はあなたを深く愛している」という切ない想いがあふれ出す場面で歌われます。
この“愛してはいけない相手を、どうしても愛してしまう”という葛藤が、 曲の静かな情熱とドラマ性を生んでいます。
SO IN LOVEにはコール・ポーター自身の恋愛が影響していると言われる
コール・ポーターは華やかな社交界の裏で、複雑な恋愛関係を抱えていました。
コール・ポーターは妻リンダと結婚していたものの、実際には同性愛者として複数の男性と恋愛関係を持っていました。
リンダはそれを理解し、夫の才能を支え続けたため、二人は“愛情と友情が混ざり合った特別な夫婦”として知られています。
その私生活が、抑えきれない愛の痛みを描くこの曲に反映されていると指摘されています。
日本では、モートン・グールド楽団によるピアノ協奏曲風アレンジが、テレビ朝日「日曜洋画劇場」のエンディングテーマとして1967〜1999年まで 32年間使われました。
そのため、「クラシック曲だと思っていた」「ラフマニノフの曲と勘違いしていた」という人が非常に多く、実際に著名ピアニストの中村紘子さんも「ラフマニノフ作品だと誤解していた」と語っています。
この“クラシックと誤認されるほどの壮大なアレンジ”は、日本での So in Love の独自の歴史として語り継がれています。
SO IN LOVE音源紹介
「日曜洋画劇場」のエンディングテーマ(モートン・グールド楽団)
So In Love (from Kiss Me Kate)
チック・コリアLive in Montreux

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